2022年1月に読んだ本


1月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2108
ナイス数:189

彼岸花が咲く島彼岸花が咲く島感想
架空世界ですが、八重山諸島をイメージしながら読みました。島で指導者になれるのは女性のみ。夫婦と子供といった家族という単位はありません。それは何故かというと、、、。読み手によって多様に解釈できそうな物語です。
読了日:01月31日 著者:李 琴峰
緑の庭で寝ころんで緑の庭で寝ころんで感想
福井の新聞社の情報誌に連載されたエッセイ4年分と、他のいろいろな媒体に掲載されたエッセイがまとめられています。自作への思いや本屋大賞受賞について詳しく書かれていて、未読の作品を読みたくなりました。子育てについては共感することがとても多いです。
読了日:01月25日 著者:宮下 奈都
コロナと潜水服コロナと潜水服感想
ちょっと不思議な短編5作品。うち3作品は亡くなった人の魂が残された人に何かを伝える優しい物語。表題作はコロナ時代を風刺していてクスッと笑ってしまいました。巻末に物語に登場した歌などを集めたSpotifyのQRコードがあって、音楽を流しながら読むと雰囲気を楽しめました。今の時代ならではの素敵な演出ですね。
読了日:01月22日 著者:奥田英朗
ミラーワールドミラーワールド感想
男女反転した世界を舞台にしたフィクション。何の落ち度もない中学生が性犯罪に遭うというショッキングな事件と、事件への周りの反応の残酷さ。何も悪くないと信じてセクハラをする女性(反転世界では女性だけど現実世界では男性)が許される世の中。医学部入試不正事件や政治家の女性蔑視発言やMETOO運動などを思わせる事件について様々な立場の人が嘆く様子は既視感があります。読後感は少し重いです。
読了日:01月17日 著者:椰月 美智子
神さまたちの遊ぶ庭神さまたちの遊ぶ庭感想
夫婦と中学生2人小学生1人の5人家族が北海道のトムラウシで過ごした1年間の日々を綴るエッセイ。小規模校への山村留学で、地元の人と山村留学でやってきた人が別け隔てなく付き合う様子が素敵です。学校や地域との関わりは日本の多くの学校や地域とは比べものにならないくらい濃くて、エッセイから私が感じた以上にご家族にとって濃密な日々だったのだろうと思います。それでもご長男の高校進学にあたり故郷福井に戻る決断をされます。子供と一緒にどこにでも住めるのは中学生までなのだなぁ。
読了日:01月16日 著者:宮下 奈都
仏像ぐるりの人びと仏像ぐるりの人びと感想
美大志望を断念した主人公が浪人中に大きな交通事故に遭い二浪。京都の大学に入学し、偶然みつけた仏像修復の手伝いのアルバイトを始めるところから始まる物語。仏像修復の仕事や出会った人との関わりの中で自分の本当に進みたい道を見つけていく。家族との関係か修復され、登場人物がみな前を向いていくラストが良かったです。
読了日:01月13日 著者:麻宮 ゆり子
ワンさぶ子の怠惰な冒険ワンさぶ子の怠惰な冒険感想
夫婦と思春期のお子様3人と白柴、隣家のご両親の3年間を綴るエッセイ。筆者の過去のエッセイは未読ですが問題なく楽しめました。『羊と鋼の森』の映画やNコン、本屋大賞といったお仕事話、BTSのこと、そして巣立ちゆくお子様方やお父様との別れなど盛り沢山です。お仕事話は興味深く、お子様の話は「お母さん友達とランチ会」でお喋りをしたように楽しめました。ご長男の大学はうちの息子と同じみたい(学年は違う)と気がついてなんか嬉しくなったり。お父様との別れはとても切なく、私も自分の大切な人を亡くした時のことを思い出しました。
読了日:01月08日 著者:宮下 奈都
ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)感想
恥ずかしながら難解で読み飛ばした部分もありましたが、普段あまり触れない内容で勉強になりました。あとがきの、都会と地方で人の歩く速度や喋る速さが違うというのは同感。初版1992年。
読了日:01月04日 著者:本川 達雄

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かりん
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夫を送り、両親を送り、子供たちは巣立ちました。
本とドラマと時々舞台を楽しめたら幸せ。
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