読書メーターまとめ
9月の読書メーター読んだ本の数:10
読んだページ数:2991
ナイス数:202


再読。発売当初に小学生だった娘が夢中になって何度も読んでいたからか、本はボロボロ。そんなボロボロの本を読むのは感慨深いものがあります。子供を楽しませる名作だと再確認しました。結末を知りながらの再読なので、ちょっとした発見もあります。ゆっくりと全巻読んでいこうと思います。
読了日:09月28日 著者:J.K.ローリング


祖父母が営む昔ながらの喫茶店を舞台に孫とその幼馴染を中心に綴られた物語。小5、中1、大学と専門学校1年生の時の3つの短編集。平和で(強盗事件は起こるけど)ほんわか楽しい物語でした。
読了日:09月25日 著者:椰月 美智子


宮沢賢治の生涯を賢治の父の視点で描いた物語。父自身は親に進学を許されなかったところ、賢治ら子供たちには本人の希望通りに進学をさせるとは、お父様自身も常識にとらわれない先を見る目があったのでしょう。金を無心されればすぐに送るとか、ちょっと甘すぎない?という気もしなくはないですが、裕福な家庭はそんなものでしょうか。娘(トシ)と息子(賢治)を若くして喪う場面は辛くてたまりません。
読了日:09月23日 著者:門井 慶喜


ある団体の旧敷地で発見された子供の白骨遺体をきっかけに、子供の頃の夏休みに団体施設に宿泊体験をしたことを思い出す40歳の女性弁護士。亡くなった子供は誰なのかというミステリーであり、子供をどういう環境で育てていくかという話であり、小学生女子の面倒くさい人間関係の話であったり、ボリューム満点でした。一応円満におさまった物語と言えるのでしょうが、読了後はモヤモヤが残り、読後感は微妙です。
読了日:09月19日 著者:辻村 深月


事情がある女性の再就職を支援するNPOを支援していた祖母の過去の家計簿(日記)から、知らなかった彼女の人生を辿る物語。登場する女性のほとんどが過酷な体験をしており、読むのが辛い部分もありました。特に晴美の目の前で起きた事件は衝撃的です。一生独身だった木藤先生と、あんなことがあっても平然と結婚(しかもデキ婚)する永田と、男性の人生もいろいろ。何とも言えない気持ちになりました。
読了日:09月13日 著者:原田 ひ香


自殺願望のある高校生3人。線香花火とともに現れる幽霊と出会って生きることを決断する物語。高校生の悩みは重いけれどサクッと読める物語です。アニメ映画、観てみたいです。
読了日:09月11日 著者:乙一


最近よく聞く「地政学」って何?と手にとりました。中高生対象でしょうか?大人が読んでも学びが多くありました。謎の高齢男性から中高生の兄妹へ7日間の講義という形で世界の仕組みが語られます。自分自身は大国である日本に暮らし、世界への視点が欠けているということを痛感しました。とりわけ韓国と日本の関係を世界の視点で考えると、なるほどと思うことがありました。
読了日:09月09日 著者:田中 孝幸


人気スタイリストさんと人気漫画家さんのアラカン指南書というのかな。イラスト漫画も楽しいです。私自身は50から数年間がかなり辛くて、55は開き直って楽しくなってきた頃。この本にあるように、私の周りの同世代は自分の楽しみのために生きている人が多いですね。そのあたりが親世代と違うのかも。ファッションについての記述はそんなに多くないですが「雑に買ってはダメなんです。雑に買ってしまうから、雑なクロゼットになるのです。」という言葉を肝に銘じて、じっくりと試着して洋服を買おうと思います。
読了日:09月08日 著者:地曳 いく子,槇村 さとる


主人公は九州の田舎町に住む農協勤務の32歳独身。彼と彼の周りの人々の日常を綴る7つの短編集です。三代前から住む人がほとんどで、人の噂話が大好きで、出身中高で繋がっていて、イベントといえば女性が料理をして男性が酔い潰れている、、私の故郷もそんな空気がありました。苦手でした。(現在は玲子さんのような人が変えていっているかも?)そんな町で暮らしていく人々、町を逃げ出した人、それぞれの普通の人生の物語です。それにしても妊娠しにくいと騙してデキ婚にもっていく彼女はホラーです。騙された彼も悪いのでしょうが。
読了日:09月07日 著者:寺地 はるな


渋谷には詳しくなく再開発について聞いてもピンとこない私ですが、街が変わる時に人の居場所も変わるのだということを考えさせられました。ホームレスとドラッグクィーンという、マイノリティにフォーカスした物語に揺さぶられます。
読了日:09月05日 著者:加藤 シゲアキ
読書メーター
漫画『二月の勝者16巻』
ずっと追っている『二月の勝者』16巻。kindleで購入しています。
うちの子らも首都圏中学受験組なので、いろいろ思い出してしまいます。
中学受験じゃなくても、子供のスポーツの試合や音楽のコンクールなど、子育てしていると「子供の勝負」はつきものです。子供の勝負の時って、親にとっても大変だけれど、親をする醍醐味を感じられる時でもあります。
物語は子供たちの勝負の時に入ります。ここからが長いのよねー。
我が家は末っ子が中学受験してから10年ほどですが、たった10年で受験事情がずいぶん変わっていることに驚きます。
出願がネット?
うちの子らの時は出願日に学校に出向いて出願するのが普通でした。
早い番号が欲しくて早朝から並んでいたという人も。
学校で用意された部屋で出願を待つ時間の緊張感を今も思い出しますが・・今はネット出願なのですね。
午後受験が増えてる?
うちの子らの頃はごく一部だけだった午後受験ですが、今はずいぶん増えているみたいです。
体力的にも受験料的にも大変そう・・。
新設校が沢山あって、学校の難易度も激変してる?
ネットサーフィンしてみると新しい学校が沢山できていて過去の難関校がそうでもなくなったり、名前変えて難関校になったとこもあったり、首都圏の受験事情の動きの激しさに驚きます。
(私の故郷エリアの公立高校なんて大昔と何も変わってないらしい・・難易度も校風も。地方あるある)
うちの子らの中学受験
語りたいことは山ほどありますが、ネタにして全世界に公開するわけにはいかないので、それぞれ良い中学高校生活だったとだけ書いておきます。
おおむね満足な中高生活でしたが、学費が高いこと、早起き弁当作りが必須なこと、がちょっと大変でした。
息子などは朝練のある部活だったので、私、朝練の日は4時半に起きて弁当作ってました。地元中だったら給食つきだったのになーということは少し思いました。
親がもれなく教育熱心というのも私立中高の特徴でしょうか。母ランチ会ではおおいに刺激を受けます。