2023年9月に読んだ本

オススメ本ピックアップ

同世代のカリスマブロガー、カータンさん。
サイン本つきのトークショーに行ってきました。(申し込みは瞬殺でした)
書籍は親の介護や看取りについての参考書としても役に立つのではないかと思います。
そしてお姉さまのエピソードで涙涙。
若い人が亡くなることは本当に辛い・・私も夫を亡くしたことが親を亡くしたことの100倍以上辛いです。

2023年9月に読んだ本

9月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2408
ナイス数:208

掬えば手には掬えば手には感想
優しい物語かと思ったら最後にスピリチュアルが入ったのがちょっと微妙でした。スピリチュアルが苦手というわけではないんですが、なぜかしっくりこなかったのです。でもそれで常盤さんが救われたなら良い話、なのかな。
読了日:09月29日 著者:瀬尾 まいこ
生きて帰ってきた男――ある日本兵の戦争と戦後 (岩波新書)生きて帰ってきた男――ある日本兵の戦争と戦後 (岩波新書)感想
筆者のお父様(1925年誕生)へのインタビューをもとに彼の人生を辿りながら戦前および戦後の生活や社会を描いた本。地方から上京し東京の片隅で必死に生きてきた彼の生き様は、本書のあとがきにもあるように「高学歴中間層」が書いた戦争の記録とはかなり違います。特に印象的なのは戦前の差別。子供の学校でも学芸会で役をもらえるのは一部。学芸会は地域の有力者に見せるためで親のためではなかったとか。あまり働かないホワイトカラーとそれを支えるブルーカラーといった差別の解消が戦後の労働運動の目標になったとのこと。貴重な記録です。
読了日:09月27日 著者:小熊 英二
いのちの十字路いのちの十字路感想
『いのちの停車場』の続編。前作では診療所のアルバイトだった野呂くんが医師国家試験に合格し研修医を経て新人医師として戻ってきました。野呂くんの高校時代の祖母介護も含め、介護する側に焦点をあてたエピソードが多めです。小中学生の子がいるシングルマザーの闘病や老老介護など、読んでいるだけで辛いです。「#ケアラーにバカンスを」って、本当に実現すると良いです。
読了日:09月21日 著者:南 杏子
お母さんは認知症、お父さんは老人ホーム 介護ど真ん中!親のトリセツお母さんは認知症、お父さんは老人ホーム 介護ど真ん中!親のトリセツ感想
愛読しているブロガーさんの著作。トークショーでいただいたサイン本です!ご自身の実体験をもとに漫画でわかりやすく親の介護と看取りについて書かれています。ブログより更に読みやすいです。困った時はプロに相談するのが良い、そして日本の介護システムは素晴らしいと思いました。私もここ数年で親の認知症や看取りがありましたので、共感することがとても多いです。お姉様のような若い方を亡くすのは本当に辛いことです。私もまだ若い夫を亡くしているので『姉を亡くした悲しみは父の比ではなかった』というのは同じです。(姉→夫)
読了日:09月19日 著者:カータン
植物少女植物少女感想
出産時に脳出血のため植物状態になった母が26年後に癌で亡くなるまでの日々を娘の視点で綴った物語。私の想像力を遥かに越えた物語で、なんと感想を記したらよいのか困難です。
読了日:09月13日 著者:朝比奈 秋
臨床の砦臨床の砦感想
2021年1月、コロナ対応の病院の1か月の物語。フィクションであるけれど、筆者は現役医師であるし、おそらく現場はこんな状況であったのだろうと想像します。行政の無理解や市民の身勝手ないいがかりへの憤りも伝わっできます。正体がはっきりしない感染症に立ち向かった医療従事者には感謝しかありません。
読了日:09月08日 著者:夏川 草介
ラブカは静かに弓を持つラブカは静かに弓を持つ感想
音楽教室にスパイとして潜入することになった男性を中心とした物語。過去の出来事のためか他人との関わりを避けて生きてきた彼が音楽教室の講師と生徒たちとの関わりで変わっていく様子がとても好ましいです。が、スパイであることが発覚したらどうするの?とドキドキでページをめくる手が止まりませんでした。とても静かな物語でした。主人公はイケメン設定のようで映像で観てみたい作品です。表紙絵も素敵です。
読了日:09月06日 著者:安壇 美緒
ひとり上手ひとり上手感想
この本を書かれた時は50代、ひとり暮らしの筆者のエッセイ。学生時代の同級生との再会とか、ひとりで趣味のイベントに出かける楽しさとか、わかるーということが沢山ありました。
読了日:09月02日 著者:岸本 葉子
目の見えない白鳥さんとアートを見にいく目の見えない白鳥さんとアートを見にいく感想
とても気づきが多く考えさせられる読書になりました。目が見えない人は他の感覚が発達しているのではというのは単なる思い込みであること。MOMAが提案している対話型鑑賞メソッドが素敵。美術館では静かに鑑賞するものと思いこんでいましたが、数人で語らいながら鑑賞することで視野が広がりそうです。興福寺の仏像鑑賞レポートが面白く、興福寺に仏像を見に行きたくなりました。そして多くのページをさかれた優生思想や同調圧力について、我が身を振り返り、ここ数年の風潮とかつての主流の考え方についても考えさせられました。
読了日:09月01日 著者:川内 有緒

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かりん
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夫を送り、両親を送り、子供たちは巣立ちました。
本とドラマと時々舞台を楽しめたら幸せ。
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