『ささらさや』は事故で亡くなった夫が妻を見守る物語。

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『ささらさや』は伴侶を亡くした心にしみる物語

加納朋子さんの小説『ささらさや』は、夫を亡くした頃に再読して癒された小説のひとつです。
初版は2001年。
伴侶を突然の事故で亡くした頼りない主人公が、幽霊や町の人の力を借りながら強くなっていく物語です。
加納朋子さんの小説は優しいものが多いのですが、この物語も例外ではありません。

2014年の映画を今頃みてみる

『ささらさや』は2014年に新垣結衣さんと大泉洋さん主演で映画化されています。
新垣結衣さん、ご結婚が決まったそうで、おめでとうございます!

『ささらさや』は小説が好きすぎて、設定が小説とかなり違うらしい映画を観るのは控えていたのですが、ガッキー祭!ということでAmazonPrimeで観てみました。

小説の世界観と違うのは噂通りで、ガッキーの可愛さを楽しむ映画かもしれません。
それはさておき。
思いがけずエンディングテーマに泣かされました。

コブクロが歌うエンディングテーマに泣かされる

エンディングテーマは伴侶と死別した気持ちを旅立った人目線で歌い上げるもので、コブクロさんが歌っていました。
決して嘆くばかりではなく、前を向いて進んでこうという歌詞で、痛みに寄り添いながら、でも前を向いていけるよう背中を押してくれるような、傷ついた心にしみる歌です。
こんな歌があるのを私は今まで知らなかったのです。
勿体ないことをしました!


ささら三部作

『ささらさや』の物語はシリーズ化し、3つの物語になっています。
どれもちょっぴり不思議で、個性的な登場人物がいて、優しくてほっとする物語です。

『ささらさや』再読の感想(2021/5)

再読。何度読んでも染みます。
産後2ヶ月、突然の交通事故で夫を亡くす主人公。ただでさえ不安定な産後に辛すぎる設定です。
泣いてばかりいた主人公ですが、子供と住む家に引越し、頼りになる友人を作り、強くなっていきます。
大切な人を亡くすのは辛いけれど、見守ってくれているかもしれないと考えれば生きていける、そんな癒やしを与えてくれる物語です。幽霊は旅立ってしまいますが。
初版2001年ということで、電車にベビーカーで乗ることは不可だった時代です。今は問題なくベビーカーで電車に乗れますね。そんなことも思い出しました。

シリーズ2作目

シリーズ3作目

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かりん
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夫を送り、両親を送り、子供たちは巣立ちました。
本とドラマと時々舞台を楽しめたら幸せ。
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