絵本『くまとやまねこ』は夫を亡くした頃の自分を思い出す

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初版2008年の絵本です。
夫を亡くした頃に大切な人を亡くした気持ちを癒してくれる本を読み漁っていたものですが、この絵本のことは最近知りました。
『夏の庭』などの小説で知られる湯本香樹実さんが文を書き、『よるくま』などで知られる酒井駒子さんが絵を描かれています。

目次

ものがたり

くまが仲良しのことりを亡くしたことろから始まる物語です。
くまは綺麗な箱を自作して、ことりを中に入れて持ち歩きます。

遺骨アクセサリーを作ったり、なかなか納骨できなかったり
当時の自分を思い出します

周りから、辛いだろうけど忘れなきゃといったことを言われたりする、くまくん。
家に閉じこもってしまいます。

傷ついている時は誰のどんな言葉もナイフのようで
自分の殻に閉じこもりがち・・でした。私も。

久々に外に出たくまくんは、やまねこに出会います。
箱のことりを見たやまねこからかけられた言葉をきっかけに、くまくんはまた歩き始めます。

とても辛い気持ちから立ち直るのには時間が必要なのだと
自分の体験からも思います。

大人のための癒し絵本

美しい言葉と美しい絵の、大人が自分を癒すための絵本なのだと思います。
私がこれまで読んだことのある湯本香樹実さんの小説は死を扱ったものばかりでした。
そんな小説のエッセンスを短い言葉で綴った、とても素晴らしい絵本です。
この絵本に出会えてよかった!

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