夫を亡くした切ない気持ちを癒してくれた本

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本を読むことで癒された

夫を亡くして5年と数カ月が経ちました。

半身をもがれたような気持ちで、大切な人を亡くすことがテーマになった小説や漫画や映画やドラマなどにすがっていたことを覚えています。

人が亡くなるのは避けられないことであるから、死別をテーマにした物語は山のようにあるのですよね。
その中で印象深かった本を読書メーターでリストアップしています。(「ねこ」というハンドルです)
よろしければリンク先をご覧くださいね。

とても良かった本から何冊かピックアップしてみます。
今も購入できる本はリンクを入れましたが、絶版本もあるので容赦くださいね。

『星がひとつほしいとの祈り』(2017年5月読了)

ぐっとくる話ばかりの短編集。特に『長良川』は素晴らしく二度読みしました。夫を亡くした切ない気持ちが娘と娘の婚約者と一緒に出かけた旅に重ねて描かれています。ゆったりと時間をかけて悲しみと向きあっていくしかないのでしょうね、、。素晴らしい作品に出会えました。

『活版印刷三日月堂』(2000年6月読了)

『活版印刷三日月堂』シリーズは伴侶を亡くした人や若くして親を亡くした登場人物が多く登場する、優しい物語。亡くなった人を思いながらも今を生きていく力になります。
川越にある活版印刷所に関わる人々のエピソードが4作品。1話目、夫を亡くして一人で育ててきた息子が遠くの大学へと巣立っていく話でまずやられました。自分の気持ちとリンクして全部引用したいくらいです。最終話の結婚で仕事をやめて海外に旅立つ話も共感ポイントが多いです。大切な家族の看取りや家族を亡くした辛い気持ちも丁寧に書かれていて泣けます。活版印刷はこれまで特に気にしたことがなかったのですが、ワークショップに行ってみたくなりました。

『おらおらでひとりいぐも』(2018年1月読了)

同じく夫を喪ったものとして涙がとまらない描写が散りばめられています。そして、母としての自分・娘である自分、故郷の言葉の自分・標準語の自分、ニュータウンでの生活、、我が身と重ね合わせて共感しながら読みました。上手く言葉にできませんが、救われました。

『ささらさや』(2021年5月読了)

再読。何度読んでも染みます。産後2ヶ月、突然の交通事故で夫を亡くす主人公。ただでさえ不安定な産後に辛すぎる設定です。泣いてばかりいた主人公ですが、子供と住む家に引越し、頼りになる友人を作り、強くなっていきます。大切な人を亡くすのは辛いけれど、見守ってくれているかもしれないと考えれば生きていける、そんな癒やしを与えてくれる物語です。幽霊は旅立ってしまいますが。初版2001年ということで、電車にベビーカーで乗ることは不可だった時代です。今は問題なくベビーカーで電車に乗れますね。そんなことも思い出しました。

『時生』(2018年3月読了)

未来から息子がやってきてダメダメだった若い日の父親(と母親の命)を救う、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のような話でした。大切な家族を見送る時、亡くなった人の魂が時空を超えて旅をすると考えれば残された者は救われます。またこの物語は、難しい病気を発症するかもしれない子を産む決断への筆者の答なんだろうと思います。作中に登場するいろいろな親子の絆にも泣かされました。

『君のいた日々』(2019年6月読了)

ものすごく良かったです。もうすぐ結婚20年、思春期の子供がいる夫婦が伴侶を亡くし、それからの日々を妻のケース•夫のケースで綴っています。特に久里子パートは共感することばかりです。私に取材しました?ってくらい。亡き伴侶は今も近くにいるはず、それでも少しずつ思い出になっていく、、。まだ若い大切な人を亡くした人には共感と癒やしになる物語です。私はなりました。健康で仲良しなご夫婦にもオススメします。

『いのちの停車場』(2020年9月読了)

東京の救急救命センターをやめて故郷金沢の診療所で訪問診療に携わる主人公。在宅で死を迎える人とその家族の様子を主に描き、人生のしまい方について問題をいくつも投げかけてきます。医師であった実父からの積極的安楽死の依頼は、現状日本では不可能な安楽死について問題提起がされています。私自身、大切な家族を見送った時の気持ちを思い出し、自分の人生のしまい方について改めて考えさせられました。若きIT社長の先端医療への挑戦の話もグッときました。映画化が予定されているそうですが、キャストがイメージ通りで是非観たいと思います。

ツバキ文具店(2018年7月読了)

代書屋を営む主人公のところに持ち込まれる依頼は様々ですが、かなり昔に亡くなった旦那様からの手紙を待ち続ける老婆の話は切なくてたまらないです。まだ若い奥様を通り魔に襲われて亡くしたというエピソードも堪らないです。鎌倉のなんともいえない幽玄な雰囲気と美味しそうな料理、珍しい筆記具と紙など、なんとも味わい深い世界でした。

『とんび』(2017年5月読了)

ドラマを観たことがあるのであらすじは知っていたけれど、小説は登場人物の気持ちの描写が絶妙でした。幼い子供を庇う事故で奥様を亡くした主人公の必死の子育てを周囲の人々がサポートしていく、、こんなに多くの人に育ててもらって良い子に育たないわけがないです。死別、離別、再婚、子供を授からない夫婦、いろいろなケースを挟み込んで様々な親子の機微が描かれているのも良いです。

『きのうのオレンジ』(2021年3月読了)

33歳独身、故郷の岡山を離れて東京で働く主人公が癌を患います。病院で再会した看護師は高校の同級生、甘酸っぱい恋愛も切なさを増します。勤務先のアルバイトの若い男性、故郷の家族たち、大切な人との関わりの中での最後の日々が丁寧に描かれています。闘病だけでなく、仕事への取り組みや家族を作っていく努力など、人生の大切なことが詰まった物語です。若くして癌を患った患者の気持ちや周りの人の気持ちの描写もリアルで、私自身もいろいろ思い出してしまいました。ひとりでも多くの人に読んでもらいたい物語です。映像化も是非!

『ハルさん』(2000年3月読了)

若くして妻を亡くし一人娘を育てるビスクドール作家のハルさんが主人公。娘のふうちゃんの成長とともに起こる小さな事件に、亡き奥様が謎解きをしに現れる、優しいミステリー?ファンタジー。娘のふうちゃんは国立1校のみ受験し大学進学で家を離れ、卒業してすぐに結婚して海外に飛び立っていきます。子供の成長に合わせてハルさんが子離れしていく様子が見事で、結婚式のシーンではジーンとします。とても気持ちの良いお話でした。

『そうか、もう君はいないのか』(2017年3月読了)

相方に話しかけようとして我にかえり『そうか、もう君はいないのか』と、、、なんと身につまされることか。奥様との出会いから別れまで。奥様について書くことで少しは悲しみが癒えたのでしょうか、、。最後に添えられた、お嬢さんから見たご両親についての文章が素晴らしいです。

『小箱』(2019年11月読了)

亡くした子供を小箱の中で成長させる親たち。小箱は墓であり仏壇のようなものなのか、、。亡くなった子は親の頭の中で成長していきます、、。子供を亡くしてから行動範囲が狭くなってしまったという親の悲しみの深さ、遺髪で作る楽器、など、亡くした大切な人は決して思い出にならないし、いつまでも年をとっていく(成長する)というリアルな死の描写に心打たれました。

『友情』(2018年11月読了)

平尾誠二さんの闘病を支援した山中伸弥教授。癌治療は何を選択すべきか悩むことが多いものだけれど、山中先生の医学知識と人脈を駆使して最善の治療を後押ししてくださいます。それでも癌には勝てなかった…癌の恐ろしさを痛感します。私の夫も同世代で闘病の姿勢もよく似ていました。精神的にどんなに強くても癌には勝てない…。病気というものは本当に理不尽です。

『たそがれてゆく子さん』(2018年12月読了)

子育て中にバイブルのように読んだ伊藤比呂美さん。親を看取り子供たちが巣立ち夫を看取り生きていく日々の『婦人公論』連載のエッセイ。夫を看取った後の心情が少し自分と違うのは亡くなった年齢にもよるのか?それ以外は共感することが多かったです。

『未亡人読本』(2017年4月読了)

『未亡人読本』は私と同じくらいの年齢で伴侶を亡くした作家さんが書いた体験談で、私はバイブルのように何度も読んだのですが、残念ながら絶版。
著者と同世代であるし(うちは子供いるけど)共感することばかり。逝去のお知らせハガキが素敵です。未亡人関連書籍のリストも今後重宝しそう。「未亡人」についての歴史考察は非常に興味深く面白いです。

『歳月』2019年10月読了

結婚25年で夫に先立たれた筆者が夫亡き後31年間書き溜めていた夫へのラブレター。筆者亡き後に発見され、まとめられたという詩集です。筆者と同じく私の結婚生活も25年でした。自分がこれからどれだけ生きるかわかりませんが、この詩集を大切にして夫を思いながら生きていこうと思います。「夢」「占領」「獣めく」「歳月」など心に響く詩ばかりです。
絶版のようで凄い値段で古書が取引されているのを見ました。再販されるとよいのですが。

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