天国のお父さんへ

昨年入籍した次女夫婦が結婚式と披露宴を行いました。
コロナ禍ではありますがお世話になった皆様に祝っていただくことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。

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30年ものの黒留袖とブーケ

私の黒留袖は亡き母が1991年の私の結婚式のために誂えたもの。
そして娘のブーケは私が結婚式で使ったもの。
その後ずっと我が家で私たちの結婚生活を見守っていてくれたブーケです。
まさか30年後に自分の娘が結婚式で使ってくれることになるなんて。

結婚式には夫の写真を持参し、テーブルの「天国のお父さん」席で皆をみつめていてくれました。
娘が作ったプロフィールムービーにはお父さんへの思いが溢れていて、また娘からの手紙にもお父さんへの愛が溢れていて、狙ったわけではないのに泣かせる演出になってしまいました。

とはいえ私は式の間にしみじみしている気分ではなく、とにかく問題なく親の仕事をしなくては!と必死で、泣く暇なんてなかったんです。
夫はひとあたりが良く人前で話すのが得意な人でしたので、夫がいたら私は横でニコニコしているだけで良かったかも?なんてちょっと恨んだりもして。
この5年で私もずいぶん強くなりました。

私が泣きそうだったのは3歳の孫ちゃんが立派にリングボーイをつとめたこと。
すっかり立派になって…そりゃ私は年をとるわけだ!

先日娘が我が家に来て結婚式に読んだ手紙を置いていってくれました。
それを読み直して、改めて夫のことを思っています。
あとちょっとだけでも長生きして欲しかったよ!ホントに。
夫婦ふたりで「お疲れ様会」がしたかったな~。

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かりん
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夫を送り、両親を送り、子供たちは巣立ちました。
本とドラマと時々舞台を楽しめたら幸せ。
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