母の形見の黒留袖

実家の母の箪笥を捜索して黒留袖をもらってきました。
30年以上前に仕立てたものですが、今も綺麗です。

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30年前の黒留袖

数カ月後に次女の結婚披露宴の予定です。
昨年入籍してほぼ1年過ぎての披露宴。準備は自分たちで、お金も自分たちで、という形。親がかりだった私の結婚披露宴とは大違いです。時代でしょうか。

長女は結婚披露宴をしなかったので、私にとって初めての子供の結婚披露宴になります。若い夫婦と一緒に私もオロオロしています。

結婚披露宴の花嫁の母といえば黒留袖。黒留袖でなければいけないことはないのでしょうが、お庭が綺麗なホテルが会場ですし娘は和装も着るので、やっぱり黒留袖でしょう。

今は亡き母が、私が結婚した時に誂えた黒留袖が今も実家にあるはず。私たちきょうだいの結婚披露宴や親戚の結婚披露宴に何度も着ていたものです。

先日、故郷に帰省し、妹とともに実家の母の和箪笥を捜索したら、とても綺麗な状態で残っていました。30年以上前のものなのに、絹の着物って凄いですよね。

帯揚げや帯締めも綺麗でした。
袋帯は私のものを使います。
バッグと草履は劣化が激しいので新調する予定です。

母と私と妹は体形がほぼ同じ。
この黒留袖は妹と共有し、それぞれが必要な時に使おうね!と決めました。
母は天国にいるので孫の結婚披露宴には出席できないけれど、形見の黒留袖で見守ってくれているような気がします。

既婚とはいえまだ若い長女には私の訪問着を着てもらうことになりました。
私が結婚する時に持たせてもらったもので、子供たちのお宮参りや七五三の時に着たものです。
とっても好きな柄だと楽しみにしてくれています。

これからの時代の着物

昭和着物バブルという言葉があるそうです。
昭和の終わりの頃、着物が売れに売れた時代のことだそう。
私自身も、成人式の振袖に始まり、茶道を習っていたので小紋を仕立ててもらい、結婚する時には訪問着や喪服など持たせてもらいました。

茶道を習っていた私は正月の初釜に振袖、お茶会に小紋と、それなりに着る機会があったのですが、時は流れ、着物を着る機会は減り、すっかり箪笥の肥やしに・・。

うちの娘たちは着物を着たことがあるのは七五三と成人式と大学卒業式だけ。
あとは浴衣と、旅先でのレンタル着物くらい。
成人式には長女も次女も私が着た振袖を着ました。
いわゆる「ママ振」ですね。
お友達にも「ママ振」が結構いたそうです。親が「昭和着物バブル」世代ですからね。

長女にも次女にも着物は1枚も持たせませんでした。
私が若い頃より更に着物を着る機会は減っていますし、必要ならレンタルしたらいいや、と思ったからです。

着物のレンタル

私の妹はネットショップで色留袖をレンタル手配したそう。
着物や草履や下着まで一式セットで、式場までの宅配と業者への返送料込みで格安!
準備の手間もいらないし、片付けの手間もいらないし、とっても便利そう!
母の黒留袖がなかったら、私もきっとそれを使ったでしょう。

妹はこちらの業者さんを使ったそうです。

娘たちは観光地でレンタル着物を着て街歩きをしたりしています。
これからの着物はレンタルして楽しむものになっていくのかもしれませんね。

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かりん
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夫を送り、両親を送り、子供たちは巣立ちました。
本とドラマと時々舞台を楽しめたら幸せ。
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