楽しみに観ていたドラマ『不適切にもほどがある!』『春になったら』が最終回となり、アニメ『葬送のフリーレン』も終わってしまいました。
それぞれ『亡き人を思う』癒しの物語でした。
素敵な物語をありがとうございました!
(以下、ネタバレを含みます)
『不適切にもほどがある』
クドカン脚本ドラマです。
クドカン作品は好きだけれど。昭和は好きじゃない(タバコの煙がどこにもいっぱいで、セクハラ発言を受け流すのが女子のたしなみ、みたいなところ、ありましたよね)ので、観るつもりはなかったのですが・・。
評判が良いのでサブスクで観てみたら、すっかりハマってしまいました。
昭和からタイムリープしてきた体育教師が現代で出会ったテレビ局女性社員との関係は何?と思っていたら、まさかの祖父と孫。しかも祖父は震災で亡くなっていた、という・・。
亡くなった人が未来にタイムリープして未来の子孫に会うだなんて、こんな幸せな設定ってありますか?
夫が何年か後に未来にやってきて孫ちゃんたちと出会えたら!なんて想像して泣かされました。
『春になったら』
末期癌で余命3カ月を宣告された父と、結婚を決意したばかりの娘の日常を綴る物語。
若干の突っ込みどころはありますが(新郎の親族が全く登場しない)優しくて染みる物語でした。
娘役の奈緒さんはとっても可愛いし、木梨憲武さんが演じるお父さんが明るくて素敵です。
我が夫の闘病中も、とても前向きで明るくて、辛いことが沢山あるはずなのに、なんて凄い人なんだろうと思っていました。そんな夫の姿と重なって、じんわり良い話でした。
『葬送のフリーレン』
寿命が長いエルフのフリーレンが先に亡くなった人々を思いながら旅をしていく物語。
一緒に旅をするフェルンは親を亡くした戦災孤児で救ってくれた僧侶のハイターも亡くしたという設定で、「大切な人を亡くした人」が過去の出来事を振り返るシーンが時折出てきたりして、じんわり泣けます。
韓ドラ『トッケビ』とか『星からきたあなた』とか『九尾狐伝』といった「寿命が長い人と人間の関り」といった、私の好きな物語です。
物語を彩る音楽が美しく、またmiletさんのエンディングテーマ「Anytime Anywhere」がとても良いのです。亡くした人を思いながら、泣きながら聞いています。
『フリーレン』は電子書籍で購入してしまいましたよ。
コミックも素晴らしいのですが、コミックを忠実に再現しつつ素晴らしい動画と音楽にのせてくれたアニメ制作の皆様はなんと素晴らしいのでしょうか。