漫画『海が走るエンドロール』は夫と死別した女性が一歩踏み出す物語

いろいろな方が紹介されていて私も気に入っている漫画『海が走るエンドロール』が宝島社「このマンガがすごい!2022」オンナ編1位に選ばれました。

コミックスはまだ1巻しか出ていないのですけれど、先が楽しみでなりません。

物語は夫を亡くしたばかりの65歳の女性が主人公。夫の49日を過ぎたばかりという頃にスタートします。
まだ夫がいないことに納得できていない頃。買い物に出かけるとちょっと無神経な知り合いに遭遇して(死別あるある)彼女から逃げるようにして映画館に入ったところから物語が動き始めます。

この物語には結婚して子供がいる娘が時々リモートで登場するのですが、その娘の言葉が良いのです。

〈「お父さんが生きててもそのまま幸せだったろうけど お父さんがいなくても新しい幸せみつけていいんだよ」
「お母さんが好きなことしてるの変わらず笑って見てると思うよ」第二話より引用〉

私が夫を亡くした時に末っ子は高1でしたので、とにかく子供をしっかり育てなければ!と頑張ってきたのですけれど、末っ子も今は大学3年生。
末っ子の成長とともに私の毎日は「自分の好きなことばかりしてる」ようになってきました。

夫がいたら一緒にしたかったことが沢山あるけれど、失くしたものを追いかけてばかりいたら夫はきっと怒るでしょう。そういう人でした。
物語の主人公の「うみ子さん」のように、私も好きなように生きていこうと思うのです。

実は筆者のたらちねジョンさんは子供の頃にお父様を亡くされているのだそうです。

夫を亡くすのは辛いことだけれど、でも「夫の妻」ではない自分を見つめるチャンスなのかもしれない、ということは確かに私も考えたことでした。

物語はまだ始まったばかり。


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かりん
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夫を送り、両親を送り、子供たちは巣立ちました。
本とドラマと時々舞台を楽しめたら幸せ。
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