『エンド・オブ・ライフ』『いのちの停車場』で命のしまいかたについて考える。

『エンド・オブ・ライフ』は本屋大賞2000年ノンフィクション本大賞受賞作品。
『いのちの停車場』は現役医師が書いた小説で映画が公開されています。
どちらも終末期医療をテーマにした本です。

目次

『エンド・オブ・ライフ』

看取りをテーマにしたノンフィクションです。
60代半ばで寝たきりになった筆者のお母様を在宅で献身的に介護するお父様。
訪問診療をする診療所で働く48歳で膵臓癌に罹った看護師の気持ちの揺れ。
そのエピソードを軸に、診療所で出会った何人かの患者と家族の生き様が描かれています。
家族に見守られ素晴らしい生き様を見せて逝く人もいれば、家族と別れて自死するという最期を迎える人もいます。
胃ろうやセデーションについても10人いれば10人の選択があり、それぞれの人生や家族への思いによります。

まだ若い夫を看取った私自身の体験から、共感する点が多くありました。
そして、人間は、産まれてしばらくは誰かの力を借りて生きていくように、死ぬ時も誰かの力を借りるものだという思いを強くしました。
自分自身も必ず誰かの世話になって死んでいくのでしょう。
そう思うと、子供たちを中心とした周りの人との良い関係を維持していきたいと思います。

『いのちの停車場』

筆者は現役医師。
『エンド・オブ・ライフ』をフィクションにしたような小説です。
東京の救急救命センターをやめて故郷金沢の診療所で訪問診療に携わる主人公。在宅で死を迎える人とその家族の様子を主に描き、人生のしまい方について問題をいくつも投げかけてきます。
医師であった実父からの積極的安楽死の依頼は、現状日本では不可能な安楽死について問題提起がされています。
夫も「可能なら安楽死したい」と言っていたことを、今もぼんやり思い出します。

大昔、私が大学生だった頃、延命治療や安楽死について議論する授業がありました。
自分の身内を看取った経験や自分がどうして欲しいか、誰もがそれぞれ思い入れがあり、冷静な議論ができなくて、ちょっとヒリヒリする授業だったことを覚えています。
今も日本では安楽死は認められていないし、その一方で介護負担が大きな問題になっています。
私が若い頃から何も変わっていない、それだけデリケートな問題なのでしょう。

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